更新 2026.10.17 / BODY SHOP JACK
結論:板金修理の日数は、クルマと修理の内容で変わります。
日数を決めるのは、部品の取り寄せ・保険会社との協定・板金の範囲・塗装と乾燥・センサーの調整の5つです。
うちのクルマは何日かかるかは、現車を見てお伝えします。LINEで来店のご予約をください。
この記事の目次
修理の日数を決める5つのこと
同じ「バンパーの傷」でも、クルマと傷の中身で日数は変わります。日数を決めるのは、主に次の5つです。
| 決めること | 中身 | 日数が延びるとき |
|---|---|---|
| 部品の取り寄せ | 交換する部品が届くまで、その部分の作業は始められない | 部品がすぐに届かない車種、輸入車、年式の古いクルマ |
| 保険会社との協定 | 保険を使う修理は、修理の内容と金額が決まってから進める | 保険会社の確認に日数がかかるとき |
| 板金の範囲 | へこみやゆがみを戻す作業の量 | へこみが深い・広い、骨格のゆがみを戻す作業が要る |
| 塗装と乾燥 | 下地・塗装のたびに、乾くのを待つ時間が入る | 塗る面積が広い、何枚ものパネルにわたる |
| センサーの調整 | 運転を助けるセンサーが付いた部分を直したあと、センサーの調整が要ることがある | 調整を専門の工場で行う場合は、その日数が加わる |
大手のカー用品店などが案内している目安
一般的な目安として、イエローハットは、板金塗装は一般的に1日〜7日ほどかかり、フロントバンパーは2日ほど、リアバンパーは4日程度、板金が必要なドアは5日ほどの傾向と案内しています。楽天Carキズ修理は、板金修理にかかる一般的な期間を1日〜1週間程度としています。
どちらも、傷の状態や部位、頼む先で大きく変わるとしています。部品の交換や保険の協定が入ると、この目安より延びることがあります。うちのクルマの見通しは、現車を見てお伝えします。
出典:イエローハット 鈑金・塗装修理コラム/楽天Carキズ修理(2026年10月17日に確認)
部位によって日数が変わる理由
- バンパー:樹脂でできていて、外して作業するのが基本です。擦り傷なら塗装が中心ですが、割れや裂けは交換になることが多く、部品の届く日で日数が変わります
- ドア:内張りや取っ手、窓まわりの部品が付いているため、外して戻す部品が多くなります。へこみを戻す板金が入ると、その分の日数が加わります
- フェンダー:タイヤの上のパネルで、ライトやバンパーとつながっています。つながる部品とのすき間をそろえて仕上げます
- ボンネット・屋根:面が広く、日の光をいちばん受ける所です。塗る面積が大きいので、塗装と乾燥に時間がかかります
- いくつものパネル:パネルごとに下地・塗装・乾燥を行い、隣どうしの色をそろえるため、枚数が増えるほど日数が延びます
板金修理に日数がかかる理由
板金塗装は、工程が多く、しかも「乾くのを待つ」時間が何度も入ります。どの工程も、急いで次へ進むと、あとで塗装が浮いたり、つやがそろわなかったりします。
| 工程 | すること | 待つ時間 |
|---|---|---|
| 分解・養生 | じゃまになる部品を外し、塗らない所を覆う | 部品の数で変わる |
| 板金 | へこみやゆがみを元の形に戻す | へこみの深さと広さで変わる |
| パテ・研ぎ | 細かな凹凸を埋めて平らに研ぐ | パテが固まるのを待つ |
| 下地(サフェーサー) | 塗料がよく付くように下地を塗る | 下地が乾くのを待つ |
| 調色・塗装 | 今の色に合わせて色を作り、色とクリアを塗る | 塗装が乾くのを待つ |
| 磨き・組み付け | 表面を整え、外した部品を戻して確かめる | 部品の数で変わる |
なぜ「乾くのを待つ」のか
塗装は、表面が乾いたように見えても、中までしっかり硬くなるには時間がかかります。硬くなる前に磨いたり、部品を組み付けたりすると、つやが引けたり、あとから傷が付きやすくなったりします。パテや下地も同じで、固まる前に次の工程へ進むと、そこから塗装が浮く原因になります。日数の多くは、この「待つ時間」です。
当店は、専用の部屋「塗装ブース」の中で塗ります。工程の中身はご依頼の流れと設備とこだわりにまとめています。
修理が長引く3つの理由
部品待ち
交換する部品が届くまで、その部分の作業は始められません。バンパーの割れのように交換になることが多い修理や、ライト・モールなど細かな部品の交換が入る修理では、部品が届く日が日数を左右します。年式の古いクルマでは、部品が手に入りにくいこともあります。
保険の協定
保険を使う修理は、保険会社の調査員(アジャスター)が損傷を確かめ、当店と保険会社で修理の内容と金額を決めて(協定)から進めます。日本損害保険協会も、クルマを修理するときは必ず事前に保険会社へ連絡するよう案内しています。協定が済むまでの日数が、修理の日数に加わります。
輸入車の部品
輸入車は、交換部品を国外から取り寄せることがあり、国産車より部品が届くまでの日数がかかりやすくなります。輸入車の修理については外車・輸入車の板金塗装にまとめています。
部品を外したあとで、外から見えなかった裏側の損傷が見つかったとき、直す所が何枚ものパネルにわたるとき、強くぶつけて骨格のゆがみを戻す作業が要るとき、運転を助けるセンサーの調整を専門の工場で行うときも、日数が延びます。
傷の種類ごとの、日数の考え方
| 傷の種類 | 日数を決めること |
|---|---|
| 擦り傷・線傷だけ | 塗り直す範囲。板金は要らず、下地・塗装・乾燥が中心 |
| へこみと傷 | へこみを戻す板金の量と、塗る範囲 |
| バンパーの割れ・裂け | 交換になることが多く、部品が届く日 |
| 塗装の剥がれ・クリアの剥がれ | 剥がれの広さと、パネルのどこまで塗り直すか |
| 事故で強く当たった | 内側の部品の交換、骨格のゆがみを戻す作業、保険の協定 |
どの傷も、表から見える大きさより、部品の交換が入るかどうかで日数が大きく変わります。傷ごとの直し方は擦り傷・塗装の傷・バンパー修理にまとめています。
早さを優先するか、仕上がりを優先するか
短い日数で終わる修理が向くのは、小さな擦り傷で、塗る範囲を小さくできる場合です。へこみを戻す板金が入る修理や、部品の交換が入る修理は、工程を省くと仕上がりや塗装の持ちに響きます。
色を周りになじませるために隣のパネルまで塗ると、日数は少し延びますが、直した所の境目が目立ちにくくなります。「いつまでに乗りたいか」と「どこまできれいにしたいか」を見積もりのときにお知らせいただければ、日数と仕上がりの両方を見て直し方をご案内します。
保険を使う修理の日数
保険を使う修理は、①保険会社へ事故の連絡 → ②入庫・見積もり → ③保険会社の調査員の確認と協定 → ④修理、の順に進みます。①と③の分だけ、自費の修理より始めるまでの日数がかかります。
お客様が先にできるのは、事故のあとすぐ保険会社へ連絡し、修理先を「BODY SHOP JACK」と伝えておくことです。保険の流れは事故修理・保険対応、修理先の選び方は保険会社の提携工場のデメリットは?にまとめています。
ディーラーや他の工場と、日数は違う?
ディーラーに頼んだ修理は、販売店の自社の工場か、取引のある板金工場(協力工場)で直します。協力工場で直す場合は、販売店と工場の間をクルマが行き来する日数がかかることがあります(ディーラーに板金塗装を頼むと、だれが直す?)。
当店は、板金・塗装・調色をすべて自社の工場で行います。ほかの工場へ運ぶ日数はかかりません。どこに頼む場合も、日数は傷の中身と部品で決まるので、見積もりのときに日数の見通しを聞いて比べてください。
早く終わらせるために、できること
- ご予約のときに、車種・年式と傷のいきさつを知らせる:交換部品が要りそうかの見当がつき、ご来店の日の話が早く進みます
- 保険を使うなら、先に保険会社へ連絡する:協定までの日数を短くできます
- クルマを使いたい日を伝える:決まった予定があれば、ご予約のときにお知らせください
- 塗装が割れた傷は早めに見せる:下の金属が見えている傷は、放っておくとサビが出て塗装の下に広がります。直す範囲が広がると、日数も修理代も増えます
- 傷にご自分で手を入れない:市販のパテやスプレーで手を入れると、修理のときにそれを落とす作業が増え、日数も修理代も増えます
日数の見通しを聞くときのポイント
見積もりのときに、次のことを聞いておくと、予定が立てやすくなります。
- 入庫から納車まで、何日くらいの見通しか
- 交換部品があるか、部品はいつごろ届きそうか
- 日数が延びるとしたら、どんなときか(部品・保険の協定・部品を外してから見つかる損傷)
- 定休日を挟むか(当店の定休日は水曜日です)
部品の届く日が決まってから、納車の日がはっきりすることもあります。
預けたクルマが、予定より遅れているとき
予定の日を過ぎても連絡がないときは、修理先に、どの理由で遅れているかを聞いてください。多くは、部品の到着、保険会社との協定、部品を外してから見つかった損傷のどれかです。保険を使う修理なら、ご自身の保険会社の担当者にも、協定がどこまで進んでいるかを聞けます。
修理の間にレンタカーを借りている場合は、特約で支払われる日数に限りがあることにも気をつけてください(下の「修理の間のクルマ」)。
修理の間のクルマ(代車)
ご契約の保険にレンタカー費用の特約が付いていれば、修理の間のレンタカー代が支払われることがあります。ただし、支払われる日数には限りがあります。三井住友海上のレンタカー費用特約では、保険金を支払う日数の限度が、事故のときは通常30日間(全損で新車に買い替える場合は90日間)と案内されています。修理が長引きそうなときは、日数の限度をご自身の保険会社にご確認ください。
特約の中身と、修理工場の代車を対象外とする例などの注意点は代車・レンタカーにまとめています。
出典:三井住友海上 レンタカー費用特約(2026年10月17日に確認)
クルマが動かないとき
自走できないときは、ご加入の保険のロードサービスでレッカーを呼べることが多いです。電話のときに運び先を当店と伝えると、ほかの工場から運び直す日数も費用もかかりません。くわしくはレッカーとロードサービスにまとめています。