更新 2026.10.15 / BODY SHOP JACK
結論:ガードレールに擦ったら、まず警察に届け出てください。修理は傷の3段階で変わります。白い色が乗っただけなら磨きで落ちることがあり、車の塗装が削れたら塗装、へこんだら板金で形を戻してから塗装します。
擦った直後にやること3つ
- 警察に届け出る:道路交通法第72条は、交通事故を起こした運転者に、警察官へ事故の日時・場所や「損壊した物及びその損壊の程度」などを報告するよう定めています。相手がいない事故でも届け出ます。
- 保険会社に連絡する:保険を使うか決めていなくても、事故の連絡はしておきます。使うかどうかは、修理の見積もりを見てから決める方法もあります。
- 写真を撮る:車の傷、ガードレールの傷、その場所が分かる景色を撮っておきます。
ガードレールに傷が見当たらなくても、ご自分で「大したことはない」と決めずに届け出てください。保険を使うときに、事故の届け出が求められることがあります。
「白い線が付いた」の正体
ガードレールで擦ると、車に白い線が付くことがあります。この白い線は、2つのどちらかです。
| 白い線の正体 | 見分け方 | 直し方 |
|---|---|---|
| ガードレールの塗料が移った | 線が表面に乗っていて、指でなでると少し盛り上がっている | 磨きで落ちることがある |
| 車の塗装が削れた | 線が表面より低く、爪が引っかかる。白やグレーは塗装の下の層 | 削れた部分を塗装 |
実際は、塗料が移った所と削れた所が混ざっていることもあります。移った塗料を落としてみて、下に削れた傷が残っていれば、その部分を塗装します。
3段階の修理と目安
| 傷の段階 | 主な作業 | 目安 |
|---|---|---|
| ① 色が乗っただけ | 移った塗料を磨いて落とす | お見積もりでご案内します |
| ② 塗装が削れた | 傷を整えて、パネル1枚を基本に塗装 | お見積もりでご案内します |
| ③ へこんだ | 板金で形を戻し、表面を整えて塗装 | お見積もりでご案内します |
ガードレールで擦りやすいのは、バンパーの角、ドア、後ろのフェンダーです。バンパーは樹脂、ドアとフェンダーは鉄板です。後ろのフェンダーは車体と一体になっているため、交換ではなく板金で直すのが基本です。そのぶん作業が増えます。
自分で擦った傷は、ご自身の車両保険で直せることがあります。車両保険の種類によっては、単独の事故が対象外のことがあります。保険を使うと翌年から等級が下がり、保険料が上がるため、修理代と比べて決める方法があります。保険の流れは事故修理・保険対応のページにまとめています。
ガードレール側の修理代
ガードレールが曲がったり壊れたりした場合は、道路を管理している国や県・市町村から、修理代を求められることがあります。この支払いには、ご自身の自動車保険の対物賠償保険を使えることがあります。保険会社に事故の連絡をするときに、ガードレールを壊したかどうかもあわせて伝えてください。
放っておくとどうなるか
- 色が乗っただけ:時間がたつと塗料が固まり、落ちにくくなることがあります
- 鉄板まで削れた傷:雨でサビが出て、塗装の下で広がります。広がるほど直す範囲も広くなります
- へこみ:へこんだ所の塗装に細かいひびが入っていると、そこから水が入ります
塗装の剥がれやサビの進み方は、車の塗装の剥がれの記事で詳しく説明しています。
当店の修理例
擦り傷の直し方はキズ・擦り傷・塗装の剥がれのページに、ほかの修理例は施工事例にまとめています。