更新 2026.10.15 / BODY SHOP JACK
結論:バンパーの割れを修理するか交換するかは、割れの大きさ・取り付け部が無事か・センサーの有無で決まります。取り付け部が無事な短い割れは、補修してから塗装できることがあります。割れが長い・欠けて無くなった所がある・取り付け部が折れている場合は、交換が基本です。どちらの場合も、仕上げに車の色の塗装が要ります。
バンパーの「割れ」「欠け」「凹み」の違い
今の車のバンパーは、多くが樹脂(プラスチック)でできています。樹脂は少しの力ならしなって元に戻りますが、強く当たると、鉄板とは違う傷み方をします。
| 傷み方 | 見た目 | 直し方の向き |
|---|---|---|
| 凹み・ゆがみ | 形が変わっているが、切れ目はない | 温めて形を戻せることがある |
| 割れ | 線のような切れ目が入っている。部品は欠けていない | 短ければ補修できることがある |
| 欠け・裂け | 割れた所から一部が無くなった、大きく裂けた | 交換が基本 |
| 取り付け部の破損 | バンパーがずれる・浮く・垂れ下がる | 交換を検討 |
表から見える割れが小さくても、裏の取り付け部が折れていることがあります。バンパーの端が浮いていないか、手で軽く押してぐらつかないかも見てください。
修理できる割れ・交換になる割れ
修理か交換かは、次の4つを見て決めます。
- 割れの長さと本数:短い割れが1本なら補修できることがあります。長い割れや、何本も入った割れは、補修しても強さが戻りにくくなります。
- 取り付け部:車体に留めている爪や取り付け穴が折れていると、補修してもしっかり留まらないことがあります。
- 欠けた部分:割れた破片が無くなっている場合は、形を作り直すより交換のほうが確実です。
- センサーの周り:センサーが付いている所の割れは、センサーの取り付けにも関わるため、補修より交換が向いていることがあります(センサーが付いたバンパー)。
修理でも交換でも、仕上げに車の色の塗装が要ります。新しいバンパーは、多くの場合、車の色に塗られていない状態で届くためです。当店では、その車の今の色に合わせて塗料の色を作って塗ります(調色)。
修理と交換の費用と日数
修理は作業の時間、交換は部品の代金と取り寄せの日数が、金額と日数を左右します。
| 直し方 | 主な作業 | 目安 |
|---|---|---|
| 補修+塗装 | 割れを裏から補修し、表面を整えて塗装 | お見積もりでご案内します |
| 新品に交換+塗装 | 部品を取り寄せ、塗装してから取り付け | お見積もりでご案内します |
交換の日数は、部品がいつ届くかで変わります。輸入車や古い車は、部品の取り寄せに時間がかかることがあります。
相手がいる事故なら相手の対物賠償保険、自分で当てた場合はご自身の車両保険で直せることがあります。車両保険の種類によっては、単独の事故が対象外のことがあります。ご契約の保険会社にご確認ください。保険の流れは事故修理・保険対応のページにまとめています。
センサーが付いたバンパー
最近の車は、駐車のときに障害物を知らせるセンサーや、自動ブレーキのためのレーダーが、バンパーの中や表面に付いていることがあります。
- バンパーを外したり交換したりしたあと、センサーの位置や向きの調整が必要になることがあります
- センサーの周りが割れている場合は、補修より交換が向いていることがあります
同じ車種でも、年式やグレードでセンサーの有無が違います。お問い合わせの際に、車種と年式を教えてください。
割れたまま車検は通るか
車検の基準になる「道路運送車両の保安基準」の第18条は、車体の外形について、鋭い突起がないことなど、ほかの交通の安全を妨げるおそれがないことを求めています。
割れたバンパーが通るかどうかは、割れ方を見た検査での判断になるため、ここで「通る」「通らない」とは言い切れません。割れた所がとがって外へ出ている、取り付けが外れて浮いている・垂れ下がっている、といった状態は、この基準に触れるおそれがあります。車検が近いときは、早めにLINEでご来店のご予約をください。
当店の修理例
擦り傷や凹みを含むバンパーの修理はバンパー修理のページに、ほかの修理例は施工事例にまとめています。